34歳さいごの夜に

明日、35歳になります。
人生の節目のような気がしているので、
迎えるにあたって自分と向き合うことにしました。
ここ数年、まったりと、ゆったりと。
でも確かに楽しく生きてきました。
長年やりたかったハンドメイド活動も始められたし、
異業種に転職して、商品を届けるプロセスを学び、
思い切ってフリーランスにもなりました。
環境を変え、挑戦することで、
嫌いだった自分のことを少しずつ好きになり、
日々を楽しめるようになりました。
でも、時々、ふと不安に飲まれることがあります。何の前触れもなく、涙が出て
「あれ?なんで私は泣いているんだろう?」
悲しいことがあったわけでもないのに、
胸の奥がぎゅっと締めつけられて、
言葉にならないまま、涙があふれました。
涙の理由は?
理由をひとことで言うのは難しいですが、
きっとこれは「漠然とした不安」でした。
ずっとこのままなのか?
なんで心が満たされないのか?
わたしはずっと独りなのか?
みんなが次のステージに進んでいるように見える中、私はまだここにいる。
その感覚に、ふと置いていかれたように感じて、とても虚しく悲しい気持ちに。
こじれた感情
考えてみたら、過去の経験が心の奥に残っていたことに気づきました。
家庭のことや、環境のこともあって、
欲しくても買ってと言ってはいけないなど小さな我慢を無意識にしたり。誰かに甘えることがとても苦手で、甘えていることに抵抗を持っていたり。異性から好意を抱かれること、なぜか「怖い」「気持ち悪い」と思ってしまいます。
自分が誰かに近づこうとすることも、
誰かに近づかれることも、どこかで拒んでいたのかもしれません。
「変わってるね」「なんか違うよね」と言われることも多く。
自分が「何が違うのか」を悩む日々。
1人でも楽しそうにしている自分が、
「変」だと思われていることが、
自分にはどうしても理解できませんでした。
ひとりで生きていこう
そんな環境の影響もあって
理想も期待値も幼い頃から高くなり、
いつかきっと自分の理想の誰かが私を受け止めてくれると夢みてきました。
ですが、現実はそうはいきません。
期待と現実のギャップに悩み、
「結局、誰も私を受け入れてくれない」と感じていました。
そして、傷つきたくないという思いも強く、
自分を守るために、
他人に期待しない依存しないように生きてきました。
そして30歳のとき、
私は「ひとりで生きていこう」と決めました。
行動あるのみ
ひとりで生きていく!
そのために、まずお金を稼げる力をつけると決意し、
異業種だったweb業界に未経験で飛び込みました。
必死に勉強、知識をつけて行動。
悩むことは多く挫折も失敗もたくさんしました。
たくさん行動しました。
どこか受け身だった私には当時、考えられなかった、
一度落ちた会社に再アプローチをしました。
諦めきれなかったので自分ができること
別の角度からプレゼンしたのです。
残念ながら採用にはならなかったのですが、
とても貴重な経験になりました。
がむしゃらに行動した結果、
年収は倍ほどになり、
時間にもお金にも余裕が生まれました。
自己否定をしなくなった
がむしゃらに行動してから不思議と
心に少しずつ変化が生まれてました。
待っているだけではなく
自らが行動するとなにか変わるかもしれない
そうすると、知らない自分が知れたり
やっぱり変わらない自分がいたりと
ありのままの自分を受け入れることができました。
人生を楽しく過ごせるかも!
素敵なパートナーに出会いたい
今はパートナーがほしいと思うようになりました。
心の中で、それを認めることができるようになりました。
悩んだり苦しんだりすることもありましたが、
その過程で、自分と向き合ってきました。
自分と向き合い続けたことで、
今の私が大切にしたい価値観が少しずつクリアになってきました。
誰かに合わせるのではなく、自分のペースで、自分の感覚を信じて。
今は、そんなふうに生きていきたいと思っています。
35歳のわたしへ
今まで悩んできたこと、
そしてその中で選択したことが、
明日の私の味方になりますように。
35歳も、自分らしく生きていこうと思います。
コメント